自分史電子書籍出版

自分史自費出版、AmazonKindle電子書籍制作出版

山の辺書房自分史編集室より 無料キャンペーン予告

 

アマゾン電子書籍無料
キャンペーン予告!
現在500円で販売中の超話題作
「膀胱がん闘病記」
を次の期間無料キャンペーンします。
★無料キャンペーン期間→9月2日~9月6日、pm.11:59まで。
 さて、何が話題作かということだが、齢70後半の著者がまるで青年のような感性で綴っていて、同時にガンという最悪のステージに立ったにもかかわらず、全てのことに超ポジティブ思考で対処していることだ。
 本書は、同じ病に苦しむ方々はもとより、他のご病気で落ち込んでおられる人に勇気を与えてくれる。
★9月1日までは有料販売です。


★この本の内容
「三人に一人にガンの疑いあり」といわれるガンになってしまった。
 ある日突然にそれは起こった。――何時ものように小用に立ち用をたしていると、何と小便が異常に赤い。しかしこの時は「趣味の窯出し作業で疲れが出たのだろうと高をくくっていた。だが、少し不安が残った。
 数時間後再度小用に立った時不安が現実のものとなった。ますます赤い。――これは少しおかしいと直感。近くの診療所へ駆け込む。診療所では詳しいことは分からないからと和歌山県新宮市の医療センターへ行くべく紹介状を書いてくれた。早速紹介状を持ってセンターへ直行。「何も問題なければいいのだが……」幾度もつぶやきながらハンドルを握る。――今はとにかく無心で居よう。そうだ、こうなったら今すべきことをするだけだ。あとは、♪ケセラセラだと開き直り検診を受ける。
だが、そこで担当医から告げられた衝撃の事実「膀胱にガンらしきものがありますね」と担当医。「嗚呼、やっぱりそうか」確信ある医師の言葉に頭が真っ白状態。
 ここから著者の戦いが始まる。
 本書は、物を書くことが好きな著者が、入院ベッドで苦痛と戦いながら記した日記である。単なるメモのような記録であるが、読んでみると常に著者の傍で彼の息遣いを聞いているような雰囲気になる。真実を吐露しているからだろうか。実に不思議な日記だ。普通は退院後に記録としてしたためる類いのものだが、全てのことに超ポジティブな著者のこと、何と、苦悩のベッドのなかで筆をとっている。見事な精神力である。
 ガンに罹っている人、そうでない人を問わず、この短編日記が問いかけるものは何か? それは、宗教の言葉を借りればある意味、人生の「解脱」を示唆している感がする。滅多にお目にかかれない珍しい体験記録といえよう。


山の辺ホームページバナーweb

自分史のブログ 山の辺書房からお知らせ 無料キャンペーン

 

山の辺書房制作のアマゾン電子書籍
無料キャンペーン!第六弾
#電子書籍無料 山の辺書房出版の電子書籍日本百名山 大台ヶ原の神秘を少ない資料を探索して漸く完成したメルヘンチックな一冊「大台ヶ原 妖怪・一本足たたら伝説」をアマゾンにて期間限定無料キャンペーン開始!

大台ヶ原 妖怪伝説
杉岡 昇
山の辺書房
2018-03-04

★お待たせしました。大台ヶ原「妖怪・一本たたら伝説」が完成しました。この章は大台の語り部として有名な田垣内政一先生の妖怪物語です。

★その他、大台の自然を描いた水彩画家、向井靖子氏のイラストや、著者の経験豊かな登山日誌、なかでも、日本オオカミにまつわる珍しい話は今では捨てがたく、オオカミにまつわる実話等が盛りだくさんで、読んでいて楽しくなるものです。
大台ヶ原の不思議体験をご堪能いただければ幸甚です。

★なお、この本は、「別冊、大台ケ原 開山行者の生涯」を貴重な資料と歳月をかけて書き上げた「第一部」の続編です。

日本百名山の一つ、有名な大台ヶ原の全体像をご希望の方は、同時発売の第一部「癒しの山 大台ヶ原 開山行者の生涯」もあわせてお読みいただくとよくわかります。
2
1
7
38

日本百名山 大台ヶ原の神秘をお楽しみ頂ければ幸甚です。

web1.kcn.jp

 
 

自分史専科 山の辺書房自分史編集室ニュース

アマゾン電子書籍
無料キャンペーン

第4段!

登山愛好家必読の書「日本百名山大台ヶ原開山記」山の辺書房自分史編集室出版がアマゾン電書無料キャンペーン開始です。無料キャンペーン期間8/18~22日pm.11:59まで。若き行者の生涯の凄絶なる修行記録――どうぞご覧ください。


【本の内容】
 日本百名山大台ヶ原を知る人は多い。素晴らしい大自然の宝庫である。しかし、この山の萌芽期については誰がどのような経緯で開山したのかについて殆ど世間に知られていない。理由は確かな資料が発見できなかったのだ。  この本は、大台に傾倒した著者が長年の資料探索によって得た大変貴重な幻の資料を入手、三年の歳月を費やし完成出版したものである。山愛好家はもとより、一般人も教養として一読しておく価値があります。現に地元近郊の小・中学校では副読本として読まれております。今後二度と世にでることがない貴重本といえます。世に大台の本が多々存在するが、この本は単なる山ガイドではない。  注目は、若い開山行者が修行中、二頭の日本オオカミと心を通じ合うところが面白い。  これは、古川嵩行者の生涯を貴重な資料をもとに綴ったものです。
【編集部】メッセージ大台ヶ原開山に関する資料が殆ど見つからない中、この書は著者三年間の発掘取材でようやくものにした貴重本である。魔の山と恐れられた大台がどのようにして今の姿になったのか――大台の牛石ヶ原に建立されている神武天皇銅像建立の詳細など、山岳愛好家には是非お読み頂きたいものです。 ●紙本発売1000部突破のベストセラー本で、大峰山修験道休息所にも紙本が展示されている。更に全国の皆様にお届けすべくアマゾンから電子書籍改訂版として出版した。
山の辺ホームページバナーweb

自分史ブログ 山の辺書房より アマゾン電子書籍無料キャンペーンのお知らせ

アマゾン電子書籍無料キャンペーン第三弾
無料期間→8/14~8/18、pm.11:59まで。ダウンロード無料。
第三弾電子書籍……「熊野の里山今昔噺紀州一揆、慶長一揆、その後」

【この本の内容】



赤木城址

★この増補改訂版は特集記事として、日本の城百選の赤木城址を舞台に繰り広げられた紀州残酷物語を「赤木城古伝」として詳しく解説している。
 歴史とは何か? 娯楽時代劇に登場する英雄達の武勇伝が後を絶たない。しかしその華やかな舞台の水面下では想像を絶する阿鼻叫喚地獄が繰り広げられていた事実がある。さて、それは……。

●このほど、歴史愛好家として知られている熊野市育生町の杉岡昇さんが、約三年半の歳月をかけ、慶長一揆や今の里山事情などをこまめに探索し電子書籍上下巻二冊を山の辺書房自分史編集室(奈良橿原市)から出版した。本書はその第一巻である。
●「里山今昔噺」は上下二巻構成で、上巻は主に「豊臣秀吉政権末期に勃発した紀州一揆・それに続き慶長年間に最大の戦闘となった慶長一揆」の惨状を古文書や史跡をもとに語り部調で綴ったもの。その中には今も地元で歌い継がれている「行ったら戻らぬ赤木の城へ 身捨てどころは 田平子じゃ」の赤木城古伝や、政権側の残虐行為などが生々しく語られていて、紀州地域の人々には興味深い。
里山を知るうえで貴重な「噺」であるが特にこの巻は、読む人をして驚愕せしめる内容が色濃く描かれている。

★著者、杉岡昇曰く「調査した過去の凄絶な事実を如何に伝えるかに苦慮した結果全文を語り部調にして書いてみました」とのことです。
それほどまでに歴史の裏舞台ではもの凄いことが起こっていたということでしょうか……。改めて〝歴史とは何ぞや〟〝為政者とは何ぞや〟を考えさせられる貴重本となっています。
 歴史愛好家、城愛好家必読の書です。
千枚田
一揆の図
捕縛の図

山の辺ホームページバナーweb

#アマゾン電子書籍無料キャンペーン 山の辺書房自分史編集室

2019年08月11日 
#アマゾン電子書籍無料 キャンペーン第二弾!
ブラックユーモア短編小説作品集「悪魔の手引き」貴村のりこ著。無料期間→8月13日pm.11:59まで。
お盆休みに清涼感抜群の社会風刺ショートストーリーをどうぞ。


【本の内容】
★《悪魔の手引き》
 これらの4作品は、人間の二面性や欠落したイメージ力についてハッと何かを気付かせてくれるもの。
 「悪魔の手引き」は、人生の途中で、普段は意識されていない〝潜在意識世界〟が、或る時突然表に現れることがある。
 しかし、通常はバランスが保たれているため具現化することはないが、なにかのはずみでアンバランスになった時果たしてどういう行動に……?
 この微妙な心理状態を描いたショートストーリー。
★《天使の使命》
 世間を騒がせた悪魔と、次に現れた「天使」の存在理由が明かされるシーンです。
 ここでは、人間の弱さ、集団心理など、人間意識が如何に脆弱かを示唆する。
★《乱夢抄》
 小さな脳細胞を駆使して、今や大自然を制覇したような思考回路を備えてしまった現代人の群れ。そんな小さな且つ傲慢な人間に対し大自然は容赦なく襲いかかってくる。
 刹那的な「文明開化」でイメージ力が鈍化し、結果として、のぼせ上がってしまった。これが、如何に滑稽であるかを見せつけている。
★《時空ドーム》
 近い将来、文明が飽和状態を迎え、数々の欲望の産物が地球上に造られ、結果として人間本来の五感が衰退してしまう。その結果、人類総白痴化現象が蔓延。知能を蝕む電子機器 により、豊かな自然が崩壊を迎えた。
 地球人たちは慌てふためき、数々の自然災害から逃れるため巨大なドームを建設。その中で、カイコのような生活を余儀なくされることになった。果たしてその結末は?


※みなさま……大変暑さ厳しい日々が続いております。どうぞお体を大切にしてください。

web1.kcn.jp

 

 

 

 

#自分史のブログ 山の辺書房自分史編集室より お知らせ

アマゾン電子書籍無料キャンペーン
#今夏話題のどん底シリーズNO1、実録ノンフィクション小説「ど根性・昭和繁盛記」がアマゾン電子書籍で無料公開中!
期間は8月5日(月)深夜11時59分迄です。購読ご希望の方はお急ぎください。真夏の夜、どん底から見事這い上がった主人公の実話は生きる勇気をもらえるでしょう。出展、山の辺書房自分史編集室。自伝作家、よしいふみと著。

 

ど根性: 昭和繁盛記 (実話物語)

ど根性: 昭和繁盛記 (実話物語)

 

 

#自分史のblog
初めて自分史に挑戦される方を対象に、自分史とは何か、その原稿の書き方、および注意点など、自費出版される時のあらゆる疑問にお答えします。
今自分史作りが静かなブームとなっている。約20年前に「自分史」ということばが世に生まれ、同時に多くの愛好家が挑戦した。あまり加熱しすぎたせいで不良業者に多額の金を巻き上げられたケースも続出。私の事務所にも「返品の書籍で寝る場所もない。なんとかならないか」と相談が持ち込まれるありまさだつた。その後、俄業者は淘汰され現在は落ち着いている。だが、自費出版は金がかかるからという問題が残った。そこで当編集室では電子書籍出版に切り替え安価を実現している。

 
人生100歳時代
今一度青春を
自分史のブログ 山の辺書房自分史編集室 連載最終回

自分史を書くときの心理と心構え
 

f:id:bookup:20190630154109p:plain



●…相談例 
 開口一番「書きたいことが一ぱいある、色んなことが頭の中で渦巻いている」という。ところが、これを文章にするにはどうしたらいいかと問う。
 書きたいと思うことを話してもらい暫くお聞きする。雄弁だ。聞いていて、〝そのまま速記したらいいのに〞と思う。ひと区切りしたとき、
「今お話しになったことをそのまま手を加えずにお書きになったら立派なものができますよ」
と答える。
 どうも納得しかねる表情である。つまり、話すことと文章として書き上げることは全く別だとお考えなのであろう。


 勿論、話すことは文章表現とは同一でないことは私も承知しているが、だからといって、話したことをそのまま走り書きしたのでは文章にならないという根拠はどこにもないのであって、むしろ、下手にひねくりまわした文章よりも心を打つ場合が多いものである。

●…この方の場合だと、文章を特別視しないことが第一だと思う。そこで、実験的にだが、落書帳などを用意し、鉛筆を使って、話そうと思うことをそっくりそのまま、指先を口だと思って気楽に書きつける。勿論話し言葉で結構。また、漢字が思い付かなければカナで書きまくる。書き終えたら読んでみる。かなりいい文章になっていることに気づく筈である。細部の修正はその後だ。

f:id:bookup:20190630154210j:plain



 前回は書くことが多すぎてどうまとめたらいいか分からない、というものであったが、今度は、「本を書いて残して置きたいが、私の過去は平凡で書く材料が見当たらない」というお言葉。

●…「書く材料がない」という話はよく耳にする。而し、人間、この世に生を受け熟年に至るまでにはいくら平凡であっても、それなりのドラマがある筈で、何もないと思うのは、それを見つける術を身に付けていないからだと思う。

●…よく聞く話だが、小学生が夏休みの作文宿題を書くのに、材料を見つけるため旅行や変わった体験をする、というのがある。つまり、日常から離れて、何か特別な出来事を起こさなければ作文は書けない、というのである。

●…これは大人でもそうであろうと思う。確かに何か大きな事件なり数奇な体験を持っていると書くには都合がいい。努力して材料を見付ける手間が省ける。書く内容が目の前に転がっている。実に楽だ。ところが、ここに問題がある。
 変わった材料があるから書けるんだ、という人の場合、その作品が単調な報告書のようになりやすい、ということ。内面を深く掘り下げる力が不足しているともいえる。自叙伝は報告書とは違う。深みや味がほしい。
 そこで重要なのが「ものを見る目」である。これを養ってもらうと作品にぐっと深みができる。読む側に感動も与えるだろう。
 以下、このことについて考えてみる。

●…或る芸術家曰く、『吹き溜まりの落葉に真の美がある。だが、人々はこの美を見る眼鏡を持っていないのだ』ゴミと等しい枯れ葉に「美」がある、という。特別なメガネを使えば見えるというのだ。書く材料が見えない場合、このメガネがあれば万事オーケーとなる。

f:id:bookup:20190729092141j:plain



 つまり、平凡裡に素晴らしいものを見付けることができるという訳だ。而し、眼鏡店で売っていないだけに自分で作るには大変である。そこで、ヒントとして次のようなことを実行してみる。
●…先ず、ガラス製コップ一個と金属製を一個用意する。ガラス製コップを手に持つ、次に、コップを真上から見る、横から見る、下から見る。注意深く真剣に観察する。すると、これまで気付かなかったこと、つまり、丸いと思っていた底面が意外にダ円であったり、透明な筈のガラスが少し色彩を帯びていたり、材質の厚い部分に気泡が見つかったり、などいくつかの発見をすると思う。
 熟知していた筈のコップを案外知っていなかったことに気付く。平凡から何かを見つけた訳だ。

f:id:bookup:20190729092206j:plain



●…こうして物事を興味深く観察する。これが出来るようになれば、次は一歩前進して現実面、つまり外面から内面へと思考の世界を広げてみる。ガラスは純心、金属製はズブトクなかなかこわれない等々。コップに生命を吹き込み性格を持たせてみる。詩人がよく使う手法だ。単なるコップが息をはじめる。思考を重ねると一冊の本にでもなる内容がある。
 
●…前回、普通のコップでも見る気持ちによってどのようにでも変化することを書いたが、芸術家のいう「眼鏡」を自分のものにするには、コップの例の如く、あらゆるものに対して異常なほどの興味を持つように心掛けることが第一。

f:id:bookup:20190729092259j:plain



 次に、身の回りの平凡、単調なものに特に注意して目を向け、その都度、それに対する深い観察を行う。これを根気よく繰り返す。そのうちに、ふと気付くと驚くほど自分の感性が磨かれていることに気が付く筈である。
 つまり、平凡な日常のなかに何かを見つけるためのメガネが徐々に出来つつあるということである。
 ここまでくると大したもので、平凡極まりなしと考えていた我が半生がそれなりに変化のある素晴らしいものであったことに気付くだろう。
 自伝を書くにしても、「何で今までこれに気が付かなかったかしら」と思うことが次々に見えてくる。考えることが楽しくなる。

f:id:bookup:20190729092327j:plain



●…この習慣が身に付いてくると、これまで何気なく見過ごしていたもろもろのことに対して自分なりの鮮明なイメージを描けるようになる。物事の裏面が見えてくる。ボーとした人生から、一寸した頭の切替で充実した生活を送ることができる。
 ここまで訓練するともう大丈夫だ。書くことなど何の苦労とも感じなくなる。テーマを設定して筆を起こせば、いくらでも文字が飛び出してくる。同時に、総てにおいて視野が広くなる。頭を使うから老化防止にもなる。

●…相談例 
「本にする資料を整理した。筋も考えた。そこで書き始めたが、どうも思うように書けない。お宅に頼んだらいいがその分余計に費用がかかる。自分で書いてみたいがどうしたらいいか」
●…以前にも、書きたいことはあるが書けない、という相談があったが、今回の場合は実際に書く行動を起こしてみて、その結果、技術的にどのように表現し、いかに筋を組み立てたらいいか分からない、というもので、同じ「書けない」という相談でも一歩進んだ悩みである。
●…話をお聞きするとかなり長編の草稿だ。その下書きをもとに「いきなり長編に仕上げるつもりで執筆を開始した」ということである。
 これは大変な作業で、余程筋立てがうまく出来ていないと最後まで息が続かないと思った。
●…どうするか、ということであるが、この方は自分で書いてみたいというだけあって、今までに短いものを幾つか書いた経験があった。そこで、その経験を生かして、短編を書いて長編にする方法をとるといいのではないでしょうかと申し上げた。
 短編を幾つも合わせて一冊の本にする。年代順にうまく配置すれば、出来上がりは必然的に筋が通る筈である。短編と短編との接続などは必要に応じてあとで考えて書き足せばいい。この方法だと、作者自身気持ちが大変楽になると思う。長編を書くんだという重圧感から解放される。結果として脱稿の確率が高くなる。

●…短編を書いて長編にするための具体的な方法を参考までに書いてみる。
 先ず、長編のために用意した草稿を再度整理することから始める。長編を書くつもりの資料であるから小さな区切りなどはない。
 そこで、それを短編用の草稿にするために、内容を検討しながら可能な限り小さく区分けする。
 例えば、・家・祖父母・父と母・五才の夏・入学式・学校・友人K・体育の授業・初恋、等々、その内容に応じて適当な題をつけてそれぞれ独立した短編として書けるように細かく分ける。いわゆる、短編としてまとめるのに最も都合のいいように区切りをつける訳だ。このとき、各区切りに題をつけるが、内容次第で複数の出来事を一つの短編として書こうと思えばそれはそれで結構だ。
 とに角、この方法だと、一つのテーマについてのみ書けばいい訳で、それ故、息切れの心配がない。推敲するにしても原稿枚数が少ないので苦にならない。
 一編一編完成されたものが確実に出来上がる訳で、ちょうど煉瓦を一つずつ積み上げる作業と同じである。
●…人生は一秒一秒の積み重ねで構成されている。また、偶然の連続が人生だともいえる。べったり連なっている如く見えるがその実は偶然の集合体である。
●…過去の人生上に起こったこの偶然のひとつひとつを短編にまとめる。それを時間を追って配置する。独立した短編がそれぞれ関連を持って作用し、見事な一冊の本が完成する。
◎新聞連載抜粋以上。

あとがき
 人間の限られた命、その時間を如何に過ごすか。これを定義するのは困難を極める。
 わたしは十代の後半、何故自分というものがこの空間に存在するのか、ということを真剣に考え始めた。
 自分の意志でこの世に居るのではない。気づいたときは既に存在していた。これは一体何か、どうしてなのか……。
 この日を境に現在に至るまで考え続けている。沢山の書物をむさぼり読み、なにかを見付けようとした。
 トルストイは人生論で、存在の秘密でなく、生き方を説いている。「他に寄与せよ」そこに生きる目的がある、という。
 然し、ここにいる自分という一個体についての「存在理由」についての答えはまだ見つからない。
 それは、際限ない宇宙について「その正体」を見付けようとする試みと似ている。考えを深めていくと気が遠くなってしまう。
 どこで解脱するか考え中だ。

「人生は、それを歩む者にとっては悲劇であり
それを考える者にとっては喜劇である」
 ただ一つ、カーライルのこの言葉が、わたしに生きる力を与えてくれる。

●一昔前は人生50年……それが70年になり、ついに100年時代になった。「さて、いかに生きようか」
団塊世代の挑戦到来だ。今一度青春を! 生ある限りアクティブにだ。未知の世界へ飛び込んでみようではないか……。

f:id:bookup:20190729092452j:plain

http://yttp://web1.kcn.jp/y-pub

http://web1.kcn.jp/y-pub


山の辺書房自分史編集室プロフィール
1968年 
季刊誌発行や歴史調査・編纂
1970年 
約五年間地方紙記者(和歌山)
1973年 
文芸庵設立(デザン・執筆等)
1987年 
熊野文芸編集室に改称、以後本格的に自費出版業開始
1988年
日本シナリオセンター(東京)入校
「一の会」会員。現、OB
2002年
日本自費出版ネットワーク入会
2003年
日本自費出版文化賞小説部門選考委員
2004年
ISBN取得、事業所名を「山の辺書房自分史編集室」に改称
2005年
デザインスタジオ併設,絵本全国発売
2013年
奈良橿原市を拠点とする
主な著作:
自分史「児童図書・ど根性」「足跡」「戦時体験」「父の旅」「書き方ガイド」
企画・編集:
大台ケ原開山行者の生涯・大台ヶ原妖怪物語,狼夜話,登山日誌・熊野の里山今昔噺、上下二巻・平成の大洪水・膀胱がん闘病記、他多数
現在、併設デザインスタジオ制作の水彩画出展プロデュース
​(水彩画家、向井靖子) ネットにて原画通販
奈良橿原商工会議所会員
自伝作家 
ペンネーム/よしいふみと 
参考文献 「夜の光」志賀直哉著 新潮社刊
http://web1.kcn.jp/y-pubhp


○C Fumito Yoshii 2019. Printed in Japan
コメント数:
0 コメント
2019年07月26日
自分史相談所
質問に答えて
#自分史のブログ 山の辺書房より 連載第18回
2019年07月25日
自分史相談所
質問に答えて
#自分史のブログ 山の辺書房自分史編集室より 連載第17回
2019年07月23日
描画法
自分史を漫画で
#自分史のブログ 山の辺書房自分史編集室より 連載第16回
2019年07月20日
自分史執筆心得
校了、校正について
#自分史のブログ 山の辺書房自分史編集室より 連載第15回
2019年07月18日
まず原稿を書こう
書く心構え
#自分史のブログ 山の辺書房自分史編集室より 連載第14回
2019年07月16日
まず原稿を書こう
自分史相談所
#自分史 山の辺書房自分史編集室より 連載第13回
2019年07月15日
まず原稿を書こう
書き出しは家の玄関
#自分史のブログ 山の辺書房自分史編集室より 連載第12回
2019年07月14日
#自分史のブログ 山の辺書房自分史編集室より 連載11回
2019年07月12日
書く材料を整理
書く心構え
#自分史のブログ 山の辺書房自分史編集室より 連載第十回
2019年07月10日
まず原稿を書こう
描画法
#自分史のブログ 山の辺書房自分史編集室より 連載第九回
2019年07月09日
自分史相談所
描画法
#自分史のブログ  山の辺書房自分史編集室より 連載第八回
2019年07月08日
まず原稿を書こう
自分史相談所
#自分史のブログ  山の辺書房自分史編集室より 連載第七回
2019年07月07日
まず原稿を書こう
書き出しは家の玄関
#自分史のブログ 山の辺書房自分史編集室より 連載第六回
2019年07月06日
#自分史のブログ 山の辺書房自分史編集室より 第五回
2019年07月03日
自分史のブログ  第四回  山の辺書房自分史編集室
2019年07月01日
#自分史のブログ
2019年07月01日
#自分史のブログ
2019年06月30日
#自分史のブログ 山の辺書房自分史編集室より
2019年06月29日
自分史相談所
電子書籍の出版
#自分史ブログ  山の辺書房自分史編集室